2015/10/29(水)独り言
4月くらいから独り言が表示されなくなった。無料で借りていたサーバーがサービスの中止をしたのだ。本当は2月の末をもって中止だったのだが移行期間を設けていたらしい。そういえば案内が来ていたのだが忘れていた。それからながらく放っていたが、半年経ってやっと復活させた。もう見る人はいないだろう。
2015/06/24(水)韓国 1916
6月の19日から二泊三日で韓国に行ってきた。折しも韓国はMERS騒動の真っ只中。当初6人で行く予定が、キャンセルが出て結局はおじさん4人になった。周りは、妻がMERSについて何も言わないのかとよく聞かれた。妻に確認すると「危険となったら外務省の渡航情報に載るだろうし、現に載ってないから大丈夫なんじゃないの」ということだった。今回の韓国行きはただの旅行ではなく、私の所属するクラブ支部と友好関係にある支部の周年記念パーティに参加することが目的だ。向こうからも毎年来てくれている。きちんと義は通さねばならない。
当日朝6:00に車で出発し、一路福岡へ。チェックイン開始が9:40。普通に行けば3時間でつく距離だ。福岡空港に到着しチェックインする。そして同行者からマスクをもらった。空港内のレストランで軽くビールで喉を潤す。飛行機は11:40発。飛行時間は3〜40分程度。早い。トイレに行きたくなりベルト着用サインが消えたのを確認して、席を立つ。するとまだ斜めっている。水平飛行はほとんどない。なので、CAは一応水やジュースを配るのだが、とても大変そうである。
12:30には外に出られた。マスクをしている人はニュースで見ていたほどは多くない、というかすごく少ない。迎えのガイドを待つ。先に食事したいことを伝えると近くの店を案内してくれた。ソルロンタンの店だ。いわゆる牛肉スープ。牛の骨や臓物を長時間煮て作る。韓国のスープは味がついていないものが多い。このソルロンタンもそう。塩やアミ、キムチなどで味をつけていく。牛骨の出汁が効いて旨い。とりあえず塩だけで味をつけた。旨い。
それから車で二時間程の浦項という街に行く。ホテルについたら、友好クラブ支部のメンバーが鯨料理屋に連れて行くという。私は鯨は余り好きではない。でもせっかくなので連れて行ってもらう。鯨料理は韓国では高級料理だそうだ。店に入ると既に宴会が始まっている。聞くと現地の別の友好クラブだそうだ。最初は別々に呑んでいたが、向こうが「一緒に呑んでも良いか?」と聞くので「構わない」と答えると仕切を開け、大宴会が始まった。言葉はほとんど通じない。私はこの日のために携帯電話をスマートフォンに換え、通訳アプリをインストールした。が、通訳アプリが使えない。電話はできるがネットにつながらない。ネットにつながらないとアプリが使えない。これでスマートフォンは無用の長物となってしまった。それでも盛り上がった。その後周年記念パーティが終わり、二次会が近くのカラオケ店であった。これも盛り上がった。当然言葉は通じていない。
翌朝、去年と同じようにクラブメンバーが魚市場に朝御飯を食べに連れて行ってくれた。これが旨い。蛸のキムチ炒め、刺身などなど。ここでも盛り上がる。ホテルに帰るとまた朝飯を食べに行くという。帰り道だから来いとのこと。さっき食べたばかりなのに。場所はいわゆる民族村。次期会長がやっている施設。朝飯にはナッツと一緒に米を葉っぱに包んで蒸したものが出てきた。これが旨い。
それから釜山に戻りすぐに昼ご飯。いつものサンゲタン屋。街をぶらぶらして晩御飯。豚焼肉。これが旨い。
次の日の朝は、韓定食の店に行く。ホテル近くの店だとメニューに大概日本語が書いてあるので、そんなに問題は無い。店に入りメニューを見る。「テンジャンチゲ」これは味噌汁。覚えてしまった。他に「石焼きピンベ」たぶん石焼きピビンバのことだろう。「あわびのおガゆ」。これはわかる。「ぶたのやさひしひたぬ」。おそらく「豚の野菜炒め」だと思う。その上には「モヤシヘヅヤンクク」とある。もうわからない。日本語は書いてあるが怪しいのが多い。テンジャンチゲ、いわゆる味噌汁を食べた。日本では味噌の風味を飛ばさないように火を止めるか小さくして味噌を入れるが、韓国ではガンガン煮る。それとイシモチの焼いたのを食べた。これが旨い。
昼はまず西面で鉄砲を撃った。38口径リボルバー10発、357マグナム10発、9mm10発、45口径10発、そしておまけの38口径3発。これで15,000円くらい。以前はお兄さんだったが今回はおねーさん。「最近警察官が来たけど、その人たちより上手い!」はいありがとう。
しばらくぶらついた後、店先に鶏の丸揚げが店頭に飾ってある店に入った。メニューを持ってきて「チキン?」と聞いてきた。たぶん日本人と思ったのだろう。チキンとビールを頼んだ。店内を見渡すとなぜか壁にグレートマジンガーが一部を破壊されたマジンガーZを抱き抱えているポスターが貼られていた。韓国でマジンガーZと言えば、数年前竹島を守護するロボットの立像の建設で話題になったテコンVの原作(!)である。最初テコンVかと思ったが、やはりマジンガーZ。そして少しヘタである。ビールを飲みながら待つこと10分。チキンのから揚げが出てきた。量がすごい。KFCのハッピーバーレル2杯分くらいある。これが旨い。めちゃめちゃ旨い。ビールが進む。しばらくすると同行者から電話がかかってきて昼御飯を食べに行こうという。仕方ないので帰ると行ったら残りを包んでくれた。同行者に何が食べたいか聞くと「何でも良い」と言う。全く自己主張しない人たちだ。一泊目のホテルで、「部屋はツインだけどダブルに換えられる。ベッドは広いほうが良いのでは?」と配慮してくれた。韓国にはシングルの部屋が少ない。一人で泊まるときもダブルかツインとなることが圧倒的に多い。先の配慮に対し同行者の一人(おじさん)が「どっちでも良い」と答えた。ガイドが「広い方が良いのでは?」と再度言っても、「だからどっちでも良い」と答えた。自己主張「しない」のではなくて、「できない」のだ。仕方無いので最年少の私が答える。「このままでお願いします」
で、昼食の話に戻るがカルグクスと言う日本のうどんに似たものを食べることにした。私は一度食べたことがあり、とても旨かった記憶があった。また食べてみるとやはり旨かった。同行者も旨いと言っているがどこか必ずケチをつける。もっと素直になれば良いのに。
ホテルに戻り、ジャンボタクシーで空港に行く。そして帰宅の途についた。帰りの飛行機は結構多かったが満席まではなかった。
2015/05/04(月)ボクシング 1891
昨日のメイウェザーVSパッキャオを見た。5年前から話題に登りながら中々実現しなかった試合らしい。この二人、名前は知っていると言う程度。私の感覚で言うとジャンボ鶴田−藤波辰巳戦ということになるのだろうか。私はwowowには92年から加入した。当時来日したガンズアンドローゼズと言うバンドのライブ中継がwowowであったからだ。それ以後あまり見ることはなかったが、たまにコアなライブ中継をするので解約できなかった。例えば90年のライヴ・アット・ネブワース。このライブも放送されたが、後にビデオ化されたものは曲数がかなり少ない。こう言うこともあって解約できないでいる。結婚してからは契約数に応じて見逃し配信が見られるとのことで、妻がタブレットで海外ドラマなんかを見ている。今は視聴用と録画用に2つ契約している。
ボクシングはあまり見ることはないが、嫌いではない。UFCは嫌いだが。ボクシングは一度でいいから後楽園ホールに見に行きたいと思っている。このメイウェザーVSパッキャオ戦、チケットは定価でリングサイドが180万円くらい、一番安い席でも70万円と言う話。試合前にはプレミアムがついてリングサイド3000万円なんて話も。アメリカでテレビ観戦する場合、ペイパービューになるのだが1万円/ビューとのこと。wowowだと月額2300円。こんなにコストパフォーマンスの高い番組はない。これは見るしかない。
番組表なんかで確認すると試合開始は日本時間の10時。現地で18時。マニラで9時。10時なりテレビをwowowに合わせる。するとWBO世界フェザー級タイトルマッチが始まった。10時と言うのは興行開始時間で、メインの前に2試合ある。セミファイルがフェザー級のノンタイトル10回戦。タイトルマッチがノンタイトルの前と言うのはすごい。結局12時半くらいにメインの試合が始まった。どちらを応援していると言うわけではない。なので普通にボクシングが見られる。こんな感覚はセリーグの試合を見るときと同じだ。どっちが勝っても良いので気楽に見られる。
試合はヒールのメイウェザーとベイビーフェイスのパッキャオの戦い。結果、あまり面白い試合ではなかった。体重はほぼ同じだったが、体格差がやはりあったように思う。ディフェンスの間にちょこっとパンチを出すメイウェザーと、リーチ差があるので中に飛び込まねばパンチが当たらないパッキャオ。パッキャオは飛び込んでパンチを繰り出すのだが、ほとんどがガードの上からなので有効打にならない。妻は「メイウェザーはディフェンスばかりだけど早いねぇ」と感心していた。もし実現していればジャンボ鶴田−藤波辰巳も同じ内容だったろうか。彼らも体格差がある。同じ体格だったらジャンボ鶴田−前田日明も見てみたかった。
2015/03/24(火)体調 1868
なんかしんどいと思ったら、37.5℃ある。しかし仕事をしないといけない。送迎がある。しんどい。
2015/03/10(火)税務署 1856
源泉所得税の支払期限は毎月10日。この時期の所得税は大体ゼロになる。年末調整で支払超過だった場合それを各個人に返還するが、その金は税務署から返ってくるわけではない。とりあえずこちらで立て替えておいて、毎月10日に支払う源泉税から引く。うちでは年末調整で過払いだった分を月末に返還することにしている。で、2月に支払う1月分から引くことになる。大体2〜3カ月ゼロとなる。通常は銀行で支払うのだが、ゼロだった場合は納付書だけを税務署に持っていくことになる。支払ゼロの納付書は銀行では受け付けてくれない。2月は良いのだが、3月に入ると税務署は混む。確定申告だ。税務署に行くと駐車場はいつも満車。車で待てるようなところも少ない。今日は偶然1台分空いたのですぐに入れることができたが、タイミングが悪いと近所をぐるぐる回ることになる。確定申告の人たちは相当な待ち時間があって、その後処理の時間があるので結構長い。こちらは別の窓口に出して印をもらうだけなので、5分ほどで済む。なんとかならないかといつも思う。
2015/03/03(火)昨日
実に久しぶりの更新だった。最近はFACEBOOKに書いているのでこっちがおろそかになる。
昨日、居酒屋に行った。そこで活きサバの刺身を食べた。これは旨かった。また食べたい。が、昨日は他のおじさんがハンバーグを注文して残っていた。もったいないので、普通なら絶対にしないご飯の注文をした。これも旨かった。
2015/03/03(火)東京
先日、久しぶりに東京に行った。前回は2011年11月のクラプトン・ウインウッドのライブだったから、3年半ぶりだ。妻はこの間、何度も東京に来ている。普段は着いてくるなと言われている。今回の行程は、初日が宇都宮での学会参加、翌日は東京大学での学会参加である。
朝4:30に起き、5:00に出発するつもりが何だかんだで5:30出発。そして7:00ごろ長崎空港に到着。チェックインして飛行機に乗る。飛行機は737で。席はクラスJというもの。一般席が3−3という配列なのに対し、クラスJは2−3。座席は前も横も結構ゆったりしている。素晴らしい。2時間弱で羽田に着く。そこからモノレールで浜松町に向かう。今回の東京旅行でスイカを初めて使ったのだが、すごく便利だ。交通機関から買い物まで使える。国見のローソンで1万円チャージした。ちなみに妻は「はやかけん」を持っている。妻が初日の朝「今回の旅行では現金を使わないのを目標にする」と言っていたのだが、その意味がよくわかった。モノレールでスイカを改札にタッチし通る。浜松町についてJRに乗り換え、そこから東京駅に行く。そこまでスイカで行ける。東京駅から宇都宮までは新幹線で50分。乗り換え口新幹線乗り換えのところに「先に新幹線のきっぷを入れスイカをタッチ」と書いてあったので、自由席特急券のみを購入。書いてあった通りにするが、ピンポンがなり通れない。確認すると理由はよくわからなかったが通れないそうだ。切符を改めて購入し、入場。切符はスイカで買えない。久しぶりの東北新幹線である。東北新幹線は東海道山陽新幹線に比べて車両がバラエティの富んでいる。自由席車両に乗り込み席に座ったら、前の席に座ろうとしていたおばさまが「席を回転させても良いですか?」と聞いてきた。一瞬目が点になった。その席を回転させると私たちと向かい合わせになる。それで良いのだろうか?その旨説明すると、そのおばさまは「あ」と声を上げ恥ずかしそうに「間違えました」と言って、もう一つ先の座席を回転させていた。
車窓を眺めていると、ロッテ浦和球場があった。千葉ロッテのファームの本拠地だ。隣にロッテ浦和工場があった。なぜ千葉ロッテのファームが埼玉にあるのか不思議に思っていたが、そう言うことだったんだ。それとロッテの浦和工場の中にロッテリアがあった。
宇都宮に着いた。朝から何も食べてなかったので駅の中にあるそば屋でそばを食べることにした。私がちくわ天、妻がかき揚げ。これがなかなか旨い。そして支払はスイカ。便利だ。駅の麺を食べさせるところは名古屋以西はうどん・そばとなっているが、名古屋以東はそば・うどんとなっている。名古屋以東はそばのほうが旨い。うどんはまずいが。ちなみに名古屋はきしめんとなっている。その後、妻はタクシーで学会会場のホテルに行った。私は歩いて散策しながら餃子の店を探すことにする。今回は宇都宮餃子を食べようということで妻に同行を許可されているので。
JR宇都宮駅のコインロッカーに荷物を置き、外に出る。最初に目についたのが、バス停。作新学院方面行きだった。あの江川卓の出身校。こんなところにあったんだ。ちょっと遠いので行けなかったのが殘念だ。駅を出て歩く。町の風景は久留米に似ている気がする。50万都市だそうだ。駅前に大きな餃子屋がある。昼食時だが、そんなに混んでいない。後から聞いた話だが、餃子で有名であるがそんなに毎日食べているわけではないと妻がタクシーの運転手に聞いたそうだ。確かに長崎の人も毎日ちゃんぽんを食べているではない。他にも餃子専門店やラーメン屋などが近くに多くある。妻のいるホテルが東武宇都宮駅の近所にあったのでそちらに向かう。ふと思ったのだが、関東はJRと私鉄の同名の駅は近くにあることが多いのだが、宇都宮は離れている。蒲田もJRと東急でだいぶ離れている。関西は離れている。東京だと例えば池袋駅に行けば、JR、西武、東武の駅がある。大阪では梅田駅は阪急、阪神、地下鉄、JR(大阪駅)は離れている。難波でも南海、近鉄、地下鉄は離れている。なぜだろうか。
宇都宮はかんぴょうが有名だそう。駅からほど近いところにかんぴょう屋があった。しかし寿司のかんぴょう巻きくらいしか想像できなかったので買わなかった。それから宇都宮駅前にはアジア料理屋が多い。インドやらタイやら。東武宇都宮駅に着くまで約20分の間に4〜5軒あったように思う。
途中に二荒山神社という神社があった。時間があったのでそちらに行く。本殿を参拝した後、辺りを歩いているとお稲荷さんもあった。行ってみようかと思ったら、社殿の中になんか動いているものがいる。良く見たらお供え物を猫が漁っていた。
JR宇都宮駅を出発して、30分ほどで東武宇都宮駅に着いた。駅の切符売り場まであがり、路線図を見るとここからスカイツリーに行ける。帰りは東武に乗ることに決めた。
最初の餃子屋は東武宇都宮駅前の店に決めた。戸を開けてはいると誰もいない。近所の回転ではない回転見たいな寿司屋は待ち行列ができているのに。餃子と日本酒を注文。日本酒は現地の酒。まぁ普通。餃子が出てきた。その店には酢醤油がない。酢と醤油がある。酢と醤油を混ぜてタレを作り餃子を食べた。普通。普通としか言いようがない。
ホテルに行き、妻と落ち合った。それから次の店に向かう。東武宇都宮とJR宇都宮の間にディスカウントショップがあり、そこの地下に餃子のフードコートがある。そこに行くことにする。6店くらいありどこのカウンターに座ってもすべての店の餃子が買えるとのこと。3店舗分の餃子を買って食べた。いたって普通。どこにでもある餃子だ。確かに餃子は他店との差別化はしにくい。だから仕方ないのであろう。
その建物は1階がスーパーマーケットになっていたので中を見て回った。スーパーマーケットは土地土地によって商品が違う。入ってすぐにお惣菜。やはり餃子が売っていた。が、良く見ると「浜松餃子」と書いてある。何かの戦略なのか、ただ単に節操がないだけなのか。袋ラーメン、カップラーメンが全く違う。うまかっちゃんはあるが、マルタイが全くない。サンポーもない。長崎ちゃんぽんや焼き豚ラーメンが無い。こっちでは見たことの無い大勝軒のつけ麺というのがあった。買ってくれば良かった。それから野菜コーナーで驚くべきものを見た。なんと、万能ネギ、いわゆる小ネギがなんと1把250円もする。こっちでは安いときで90円、普通でも120円くらいか。それが倍。高い。
JR宇都宮に戻り荷物を取って東武宇都宮に向かう。今度はバスを利用した。バスは前扉と中扉があるが中扉が締め切りになっていた。前から乗って、前から降りるタイプ。運賃は整理券式。乗り心地は普通。
初日の夜は上野。妻の友人と食事をすることになっていて、何が食べたいか、と聞かれたので洋食と答えていた。すると上野の洋食店をセレクトしてくれた。なのでまずはスカイツリーに行きそこから上野に出ることにした。
高いところはあまり好きではないのでスカイツリーには昇ることはしなかったが、待ち時間が90分。待ち合わせの時間があるのでどちらにしても無理だ。スカイツリーの土台部分(ソラマチ?)でぶらぶらしていると「元祖タワー丼」という看板を遠くに見かけた。初めてスカイツリー来たに来たときまだ工事中だった。外から眺めて近所のそば屋に入った。私たちはそばを頼んだのだが、隣のテーブルに座っている客が注文したものが届いたときには驚いた。丼にエビフライが3本立っている。その横に丼の蓋が立っている。タワー丼というものだった。今回、食べたかったのだが晩御飯まで間もない時間だったのであきらめた。
夜は上野の洋食屋。待ち合わせの京成上野で友人の一人と会い、久闊を叙する。そしてもう一人は既に店に入っているとのこと。店に急ぐ。交差点で立ち止まると、目の前にポルノ映画館があった。そのときふと大学時代のことを思い出した。大学卒業の年、防衛大学校に行った高校時代の友人から、学園祭を見に来ないかと誘われた。面白そうなので京都に住んでいたもう一人の友人と行くことにした。ホテルも決めずに東京に来た。なぜだか忘れたが上野駅で安い宿がないかと聞くと「鴬谷に行け」と言われ、鴬谷に行った。そこはラブホ街。ちょっと違う。上野駅に戻り別の窓口で近辺の安い宿を聞くと「御徒町に行くとカプセルホテルがある。ここから歩いて行ける」と言われ御徒町に向かった。途中で自転車に乗ったおばさまに「御徒町はどっちですか?」と聞いたら。そのおばさまは「御徒町かい。まっつぐ行って右だよ、右」と言われた。すごいカルチャーショックを受けた。そしてカプセルホテルに無事チェックインし、最上階で風呂に入った後ビールを飲みながらテレビを見ているとオッサンが近づいてきて「映画行く?行くなら切符あげるよ」と言ったので「はあ」と生返事を返すとホモ映画だった。ふと気がつくと別のサラリーマン風のおじさんもいたのだが、ビールを飲む手の小指が立っていた。
上野のレストランでもう一人の友人を会い、また久闊を叙した。そして注文しろとメニューを渡され見ると軽い目眩がした。ちょっと高い。でもせっかくなのでとビーフシチューを食べた。旨かった。その後は男性組と女性組に別れて二次会へ。我々は新橋のロックバーに行った。入るとブルースロックがかかっていた。バーでジャズを掛けるところは良くあるのだが、ロックはそんなに多くない。ちょっとうれしかった。
二日目、ホテルから青物横丁まで歩き、京急に乗って品川に行く。そして朝ごはんは品川駅でまたもや駅そば。この東京旅行で都合3回そばを食べたが、妻はこの京急品川駅構内のそば屋が一番旨いと言っていた。荷物が重いので品川駅のコインロッカーに預けることにした。改札内にコインロッカーがあったのでそこに預けることにしたが、それぞれの箱に鍵が着いていない。金を入れるところもない。良く見ると真ん中辺りにコント−るボックスみたいなのがあった。開いているブースに荷物を入れ扉を閉めてコントロールボックスに行くと「荷物を預けるブースの番号はこれで間違いないか」と書いてある。間違いないので処理を進めると「支払は現金かスイカか」と聞かれた。スイカを選び支払を済ませた。荷物の取り出しは支払ったスイカをコントロールボックスにかざすとブースの蓋が開く。素晴らしい。私は以前コインパーキングで帰りの支払のとき、間違って隣の番号を指定したことがある。これは素晴らしい。東京駅から地下鉄で本郷3丁目に行く。本郷3丁目の駅を出るとちょっと小降り。急ぎ気味の東京大学へ向かう。どんどん歩いていくと鳩山邦夫事務所という看板があった。建物を見ると鳩山ビルとある。へーこんなところにあったんだ。その先を歩いていくと、右手に大学らしき建物が見えた。もう少し歩くと、あの有名な赤門があった。その門をくぐり中に入る。妻は講義を聞くとのことなのでその間、中を散策。赤門からまっすぐ行くと標識があった。そこにあったのは赤門→正門→という文字。赤門って正門ではなかったのか。知らなかった。もう少し奥に行くと三四郎池というのがあった。そこで学内案内ツアーらしき一団とすれ違った。三四郎池を左に折れまっすぐ行くとあの有名な安田講堂があった。安田講堂のところをこれまた左に折れまっすぐ行くと正門があった。正門は普通の門だった。ちょうど講義が終わったところだったので、妻と一緒に昼食を食べに行った。昼食はラーメンにすることにした。九州のとは違うラーメンが食べたかった。そう言えば島原の古き良きラーメンは少なくなっているように思う。博多系豚骨ラーメンが主流だ。博多ラーメンも以前はもう少し薄かったが濃厚ブームのためかなり濃くなっているように思う。本郷は学生街だからなのかラーメン屋が多いこと。ある店に入ろうかと思ったがそこは一杯。仕方なく駅の方に歩いていくとつけ麺屋があったのでそこに入ることにした。座ってメニューを見ると「麺増量900gまで無料」なんと900g!普通が350g。妻は普通、私は大盛りの500gを食べたがちょっと多かった。その後百貨店、本屋と巡って空港に。
帰りはANAプレミアムシートだった。妻が一度乗って味をしめたとのこと。このシートだとラウンジが使える。入ると、ソフトドリンクやビール、焼酎、日本酒などのアルコール類が無料。そこでしばらく時間を過ごし搭乗口へ。搭乗口で飛行機を待っている間にそばを食べた。そば屋の隣は寿司屋で寿司を食べようと思っていたのだが、「後で弁当が出るから」ということでそばにした。嫁は一口すすって「ここも旨いけど京急品川駅構内が一番旨かった」と言っていた。
飛行機に乗りプレミアムシートに座る。プレミアムシートは広い。使用機体は777。一般席だと3−4−3だがプレミアムシートは2−3−2。足元も前のシートがリクライニングをすべて下げても問題ないくらい広い。快適すぎる。飛んで水平飛行になったところで、ドリンクを聞かれた。ビール、ワイン、日本酒もOK。赤ワインをいただく。そして弁当と味噌汁が出てきた。旨い。結局飛行機ではワイン3本飲んだ。
東京に行って一つ不思議なことがあった。東京ではエスカレーターに乗る場合、ステップの左側に立つ。おそらく右側は歩く人のために空けてあるのだと思われるが、エスカレーターの注意書きに「エスカレーターでは歩かないでください」とある。また「エスカレーターでは歩かないようにお願いします」とアナウンスしていることもある。実際エスカレーターで歩くのは危険だそうだ。にもかかわらず右側を空けている。また空港や駅など人が多くなる場所ではエスカレーターの入口がすごく混む。ステップの両側に乗れば単純計算で2倍輸送能力があがる。そうすれば混雑もだいぶ緩和される。歩いては行けないエスカレーターを急ぐ人のために空けるというのは意味がよくわからない。理解できない。
概して楽しい旅行だった。なので帰って来たときの現実感が半端ない。妻が4月にも学会出席で東京に行くとのこと。だが「今度は邪魔やからついてこんで」と言われてしまった。